2022年5月20日に『業務改革セミナー:DXを有効活用し、業務の生産性を高める為に…その解は「社内の意識改革と業務のシンプル化」にあり』を開催いたしました。

セミナー概要

開催要領

  • 開催日     :   2022年5月20日(金)13:30~17:00
  • 場所      :   グランフロント大阪 ナレッジキャピタル ※web配信は予定していません
  • 主催      :     CIOパートナーズ株式会社
  • 参加費    :    無料

コンセプト・要旨

現在、多くの企業が、リモートワーク等の新しい働き方への適応、物価の上昇や労働人口の減少への対応を見据え、生産性の向上を経営課題に掲げ、新しいデジタル技術ソリューション(DX)の導入を進めています。しかし、DX導入を積極的に進めても、生産性が思う様に向上せず、悩みを抱えている企業が散見されます。なぜ、DXを導入しても成果があがらないのか、どうすればDX導入を生産性の向上に繋げる事ができるのか…この一つの解として、当社は以下に図示した3つの鍵への取組みがポイントになると考えています。

そこで今回のセミナーでは、上記の【3つの鍵】のうち、特に「変革への動機づけ・意識改革」と「業務の再設計・シンプル化」に焦点をあて、取組みに関する基本的な考え方とポイントを事例を交えて解説します。

当日の講演内容

第1部の目次第2部の目次第3部の目次
1.はじめに
2.講師の自己紹介(大学の授業内容)
3.キャンパスより見た最近の学生像雑感
4.近年の若者世代の背景、要因
5.「Z世代」について
 5.1「Z世代」の特徴、考え方、VUCA
 5.2「Z世代」の教育
 5.3「Z世代」のリアリティ・ショックの要因、対応
6.まとめ
1.RPAとは?
2.RPAの得意分野と必要とされる理由
3.RPAの分類
4.RPA利用の目的と意義
5.事例企業の概略紹介
6.最初、RPA導入を中断した経緯
7.一度、諦めた企業が再チャレンジしてRPAの全社展開導入を成功した要因
8.RPA化導入成功例
9.総括(RPAの全社展開を成功させるためには…)
1.DXを有効活用できていない企業の共通項

2.悪循環を断ち、生産性が高く変化に強い業務プロセスの実現に向けて…
3.シンプル化に向けた業務改革プロジェクトを推進する為に…
4.これからの業務改革のあり方と総括

第1部【基調講演】 変革への動機づけ(意識改革) プロジェクト・コミュニケーションを円滑に進める為に

講師:鷹尾 和彦 様

甲南大学 経営学部 特任教授(前)
帝人フロンティア㈱ 監査役(現任)

2022年3月に定年退職
大学教授にご就任される前は、メガバンクの金融マン、上場企業の経営者として、常にビジネスの第一線でご活躍してこられました。

第1部(基調講演)
変革への動機づけ(意識改革)
プロジェクト・コミュニケーションを円滑に進める為に


労働規制やハラスメント等に対する考え方は一昔前から大きく様変わりしましたが、一緒に考える重要性は変わりません。基本は「丁寧」に会話を繰り返し、動機付ける事に尽きます。これは、役職に就く前の若手社員やZ世代にも共通する事です。こうした若手とのコミュニケーションの取り方のポイントを、教授時代、経営者時代の事例を交えて、ご講演いただきます。

第1部で印象に残ったキーワード(セミナーのアンケート回答)

  • Z世代、企業理念、個性の尊重が上昇
  • リアリティ・ショック、知識あるが深く考えない、
  • 内発的動機項目を重視している、
  • 「個性の尊重が上昇」「活気がある」が低下、
  • ミレニアレ時代は「今」を考える、Z世代は「未来に向かう」

…など多くのコメントを頂きました。

第2部 RPA活用事例のご紹介 ~期待外れと諦めていた企業が全社で積極活用するに至るまで~

講演:尾田 雅夫

CIOパートナーズ㈱ シニアコンサルタント
公認会計士

大手監査法人、ITサービス企業の経営者を経て現職。現在はRPAを活用した業務改善プロジェクトや原価管理改革プロジェクト、生産管理改革プロジェクト等をマルチにこなす。

第2部
RPA活用事例のご紹介
~期待外れと諦めていた企業が全社で積極活用するに至るまで~


RPAは既に多くの企業で導入されていますが、一部の部門や担当者による活用に留まり、全社レベルの業務改善活動が展開できていない企業が散見されます。そこで、これまでの支援事例の中から、最初にRPAの活用がとん挫していたある企業が、RPAを有効活用して全社レベルで業務改善を進めている企業へと変貌を遂げるに至った取組み事例を紹介すると共に、RPAを全社で有効活用する為のポイントを解説します。

第2部で印象に残ったキーワード(セミナーのアンケート回答)

  • 隗より始めよ、小さい花火ポンポンあげる作戦、
  • 丁寧な成果の検証とフォローアップ、
  • 全社展開導入の成果要因、システムROI、
  • 費用対効果、RPA

…など多くのコメントを頂きました。

第3部 シンプル化から着手する業務改革の進め方

※セミナー動画につきましては、主催者及び使用機器等の事情により、一部を公開しない場合があります。予めご了承ください。

講演:吉田 明弘
CIOパートナーズ㈱ 代表取締役

アーサーアンダーセン、ビジネスブレイン太田昭和でのコンサルティング経験を経て、2012年に当社を設立。前職時代と合わせて通算20年以上にわたり、主に上場企業・大手企業向けの業務・ITコンサルティングに従事。

第3部
シンプル化から着手する業務改革の進め方

総論賛成・各論反対。業務改革を進める多くの企業が直面する課題です。なぜ「各論反対」になるのか…それは「自社・自分の業務や取引先を特別視」し、業務を変えた後で想定される「不具合」を避けたい…といった気持ちが根強いからです。こうした中でDXを活かして業務改革を進めるには、①業務フローとデータ分析の両面アプローチ、②スピード優先のパイロット試行アプローチ、③トップのコミットが不可欠です。本講演では、DXを業務改革に繋げる為の基本的な考え方と合わせて、こうした取組みを推進する上でのポイントも含めて、事例を交えて解説します。

第3部で印象に残ったキーワード(セミナーのアンケート回答)

  • 業務改革の3本の矢、自社を特別視しない、業務は変えるもの、シンプル化、業務プロセス4つの特徴、業務プロセスを見直す、業務フローを作成、属人化の解消、技術的負債、過剰対応と個別対応→多様な処理パターン→ブラックボックス

…など多くのコメントを頂きました。

セミナー当日の写真

ご参加いただいた企業

他にも、製造・繊維・織物衣料小売業、化学・不動産業、窯業・土石製品、サービス業、製造業などの、様々な業種の上場企業様、大手企業様にご参加いただきました。

アンケート結果のまとめ

セミナー全体の評価

参加者の皆様から頂いたコメント

  • 業務プロセスの見直しを3つの要点にまとめられていて大変分かりやすかったです。ブラックボックス化する仕組みなども分けて離されると改めて腑に落ちる点も多く、気付きにつながりました。(太洋工作所株式会社様)
  • CIOパートナーズは、我々と同じ目線とそれ以上に会社の中に入り込んでコンサルしていただいています。DXに関しても知識と経験と基にアドバイスをいただけるので、頼ましいコンサルタント会社だと思います。今後とも、ご支援の程よろしくお願いします。(太洋工作所株式会社様)
  • システムのブラックボックス化による「技術的負債」の課題から始まって、業務改革の進め方DX推進について広範な気づきを得ることができました。ありがとうございました。(不二製油株式会社様)

CIOパートナーズ株式会社のご紹介 ~企業の業務改革・業務のシンプル化を支援する『業務受託サービス』

他にも、各種コンサルティング・サービスを展開しています。

  • BCP・BCMS整備と定着化
  • 働き方診断・従業員満足度診断
  • 内部統制効率化・リスク管理体制構築 など

お問い合わせ:06-6599-8661(担当:山本)