2019年8月2日に『業務改革セミナー:業務改革とシステム再構築の進め方』を開催いたしました。
セミナー概要
開催要領
日時 :2019年 8月2日(金)15:00~
会場 :グランフロント大阪 ナレッジキャピタル
主催 :CIOパートナーズ株式会社
はじめに…
先日開催した当セミナーでは、猛暑の中、多くの企業様にご参加をいただきました事、改めて御礼申し上げます。
特に、質疑応答でも、予定時間をオーバーする程に皆様から多くの質問をいただくなど、今回も「やって良かった」を実感できるセミナーでした。本当に有難うございました。
また、当日のセミナー運営がスムーズにいく様、直前までの準備や当日の運営を全力サポートしていただいたスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
講演内容
今回のセミナーは、2部構成+質疑応答で開催しました。
※講演レジュメをご希望される場合は、お手数ですが弊社までお問合せください。
第1部:業務改革に直結する基本構想の立て方
講演:吉田明弘(CIOパートナーズ代表取締役)
Keyword:前工程の重要性・前工程にしっかり時間をかける、自分の会社を特別視しない、業務ありき、一緒に汗をかく姿勢、組織的な『割切り』、ゼロベース、生産性の評価方法
第1部 業務改革に直結する基本構想の立て方(目次のみ)
1. デジタルトランスフォーメーション(DX)の可能性 ~変化しつつある業務のあり方~
2. 企業を取り巻く経営環境の変化と業務改革の必要性
3. なぜ、業務の見直しが進まないのか…
4. そもそも「業務」とは… 業務プロセスの形成要因と背景
5. 業務改革と業務改善(現場改善)の違い
6. 業務改革を成功に導く為に… 業務改革のKSF(成功必要条件)
7. 業務改革のロードマップ(取組みの流れ)と4つの課題
8. 経営課題と将来の業務構想・システム再構築(施策)の狙いの関係(例示)
9. バックオフィス業務の生産性が低迷を続ける原因
10.生産性向上に向けた業務の問題点抽出の観点(10カ条)
11.基本構想の検討の流れ
12.目指す将来像の検討にあたって…
13.将来の業務モデルの検討例
14.業務改革における意識改革とは…
15.生産性の向上に向けて社内の前向きな姿勢を引き出す為には…
16.生産性の評価指標のあり方
17.生産性を計る評価のあり方と導入事例
18.業務改革に直結する基本構想とは…(総括)
第2部:基幹システム構築方針立案のポイント
講演:石川高司(マネージャー/PMP)
Keyword:SOEの重要性、SOEとSORの投資バランスの変化、経営課題とリンクしたシステム構築方針、経営課題をシステム再構築につなげる事例紹介
第2部 基幹システム構築方針立案のポイント(目次のみ)
はじめに「DX時代の基幹システム」
第1章 システム構築方針立案の定石
・経営課題の解決に寄与する基幹システム構築方針を立案する為に
・経営課題と業務の将来像(目指す姿)・システム再構築の狙いの関係 (第1部と共有スライド)
・事例企業の紹介 眼鏡小売業T社
・業界・企業の概要
・外部環境の変化と経営課題
・ポイント①:業務の将来像(目指す姿)の明確化
・ポイント②:システム構築の狙いの明確化
・ポイント③:業務ありきのソリューション評価
・事例企業のその後:経営課題解決につながるシステム構築後の姿
・事例企業の取組みまとめ
第2章 これからの基幹システム構築のありかた
・DX時代に必要なシステム構築方針の考え方
・ポイント①:システム投資配分の見直し
・ポイント②:捉えるべき経営課題のシフト
・ポイント③:「オールインワンERPへの過度な依存」の見直し
参加いただいた企業
- 株式会社ノーリツ様
- 株式会社奥村組様
他にも、機械・精密機器・電気機器・食品などの製造業、小売業(百貨店・チェーンストア)、専門商社など、幅広い業種の企業様にご参加いただきました。
アンケート結果のまとめ
(1)アンケートの総括(セミナー全体評価)
【印象に残ったキーワード】
1位 SoE(System of Engagement)
今後のシステム投資は、SoR(企業内業務システム)よりSoE(顧客接点を高度化する為のシステム)に重点を置いて投資すべき(IT投資スタイルの転換)との解説に対して多くのコメントを頂きました。
2位 前工程の重要性
前工程の重要性、前工程に時間をかけて検討する事、経営課題とシステム構築方針のリンクのあり方についての解説でも、多くのコメントを頂きました。
(2)参加者の皆様から頂いたコメント
※セミナーページ掲載了承コメントのみ
- 現場の実情をよく把握した内容を整理されていて、大変参考になりました。(製造業・自動車部品)
- 部分的に進められる手法もあったと考えられました。「業務ありき」を確信いたしました。(製造業・住宅設備)
(3)次の基幹システム再構築時の課題
※アンケート結果より